転職前の職業
農業組合の金融関係部門のエンジニア
転職後の職業
会社全体のITに関する業務全般のサポート
前職ではどのような業務を担当されていましたか?
銀行業務のシステムの運用とメンテナンスをしていました。システムを実際に動かして金額や件数をチェックするオペレータの作業の再確認と、作業中に起こるトラブルの解決をしていました。
また、各支店から取引内容や金額に関する問い合わせがあった際には、システムからデータを分析して報告する業務も行っていました。
さらに、システムの改修の際には、プログラム修正やテスト環境構築、プログラムのテスト、リリースを行っていました。担当部署のパソコン自体のトラブルシューティングも行っており、問題箇所の発見、ハードウェアの交換なども業務のうちのひとつでした。
転職後はどのような業務を担当されていましたか?
現在は、会社全体のITに関する業務全般のサポートを行っています。
具体的には、パソコンのライフサイクル交換の際のデータ移行やハードウェアの交換、ソフトウェアのインストールやソフトウェアの使用方法の指導をしています。
さらに、OSやCADなどのソフトウェアやハードウェア、プリンターや周辺機器に関するトラブルの解明、部品交換やその後のトラブルシューティングも業務のひとつです。
他にもネットワークのトラブルの判断や、会社の予算に関するレポートの作成、とりまとめも行っています。
ニックネーム
まめさん
性別
男性
現在の年齢
35歳
転職活動時の年齢
32~33歳
転職活動時の応募社数
7社
実際に面接した社数
7社
活動を始めてから転職が決まるまでの期間
1年間
どうしてIT全般のサポート職へ転職をしようと決断したのですか?
前職では、色々な業務やプログラミング言語に携わることができ面白かったのですが、金融関連の部署ということで、銀行業務が終わってからしかメインの作業ができず、時間に余裕がなかったのもひとつの要因です。
さらに、イベントやレクリエーションが多かったのも転職を考えた理由のひとつです。完全な強制ではないのですが、毎週のようにあったので、これまでを考えると多かったように思います。
最初の条件では残業なしの定時退社ができるとの事で就職したのに、話が違っていました。よくある話ではあると思いますが、自分は家族との時間を大事にしたかったので転職を考えました。
転職を成功させた3ステップはどんなものでしたか?
目指せ!定時出勤定時退社のIT業務!
まずは地元の就職情報誌やハローワークのウェブサイトなどで会社の情報を集めました。ITといっても色々な言語やシステムがあるので、今現在の自分のスキルと、今後獲得できそうなスキルや興味のあるものから集めました。
次に、会社をある程度決めたら、今もっているスキルで実績を作る事と新しいスキルを身につけるための勉強を始めました。学校には行かず、参考書を買って勉強しました。参考書もいわゆる教科書のようなものではなく、実際に使えるような問題集をいくつか購入して進めました。
最後に面接ですが、自分を分析して強みを説明をできるように準備しました。受ける前にさらに数社に絞り直しました。給与に残業相当金額がすでに入っている会社や、業務開始時間の遅い会社、レクリエーションやイベントが多そうな会社は避けました。
【転職ステップ1】 求人情報誌、ハローワーク、ネットをフル活用して転職の情報収集!
まずは、地元の求人情報誌やハローワークのウェブサイトで情報収集をしました。IT関連の会社と言っても、使用しているプログラミング言語やシステムが違うので、自分の今持っているスキルと、今後獲得できそうなスキルから条件の良さそうな会社を探しました。
さらにLinkedinに登録して、基本情報と実績を入力しました。それと、Indeedに登録して、求人を調べました。Indeedはキーワード検索した業種に関する求人の情報をメールで送信するように設定できるので、そこからの情報を見て会社を選ぶ参考にしました。
【転職ステップ2】 前職での実績作りと資格取得!
次に意識したのは、自分自身に関することです。
まずは、現在の業務をしながら実績を作ることを考えました。どういう考えで、どういう仕事をして、結果どうなったのかを具体的に説明できるように常に意識していました。
次はスキルアップです。今の自分のスキルを磨く事と、さらに新しいスキルを得ることを目指しました。プログラミングの知識はある程度あったので、そのレベルアップと、新しくネットワークの勉強を始めて資格を取りました。
その時には教科書のようなものではなく、問題集をいくつか購入して進めていきました。さらに英語の資格取得も同時進行で進めました。
【転職ステップ3】 面接では何をアピールするか?
最後に面接です。面接では何が自分のアピールポイントなのかを明確にしました。
これまで何を考えて、どういう仕事をしてどういう利益を生んだのかを説明しました。相手の会社にはどういう人材が必要なのか、こちらから質問したこともあります。
面接するごとにこちらも情報収集して、今は何が求められているのかを分析しました。ある会社では、技術はあるが自分で考えて行動できない人が多いと言う話を聞きました。なので、次の面接からは自分で考えて行動してきた事をアピールしました。
IT全般のサポート職へ転職して何か変わりましたか?
結果からいうと今回の転職は大成功でした。
条件にこだわって探していたので、年収もアップしました。もちろん定時出勤で定時退社できる仕事を探していたので、基本残業無しで帰れます。
さらに時々、早めに帰れる事もあるので前職よりもかなり時間に余裕ができました。有給休暇も以前はあって無いようなものでしたが、現在はよほどの事情がなければ申請すればほぼ取れるので、子供の学校のイベントなどには欠かさず出席できています。
副業もOKの会社なので、微々たるものですが副業もしています。
まとめ
これから転職を目指す方へ
とりあえず何をするにも、ただ業務をこなすだけでは無く、何が不必要で何が足りないかを常に考えて実行することが大切だと思います。
さらに考えているだけでは実績にならないので、小さい事からでも良いので業務の改善など、とりあえず実績を積み重ねていくことが大切です。
情報収集も大切です。ある職種に絞って情報を集めていると、その職種が求める人材のテーマが見えてくるので、そこを目標に設定すれば仕事は見つかると思います。
Indeedは求人検索した条件でメールを送ってくるので情報集めるのにはいいかもしれません。ハローワークも利用価値が高いと思います。詳しくその会社について知りたい場合には、ハローワークの職員の方が聞いてくれるので聞きにくいことも聞けます。
あとは同じ業種で他の人がなかなか持っていない条件を持っていれば、こちらから仕事を選ぶこともできます。
転職は慎重に!
今の仕事に不満があるのであれば転職はするべきだとは思いますが、安易な転職はおすすめしません。時間をかけてきちんと情報収集して、自分を分析することが重要だと思います。
同じ業種に転職となると、スキルはもちろん、ある程度の成果も求められます。面接の競争に勝つためには、自分の色を出す必要があります。自分には何ができて雇ったらどういうメリットがあるのかを、これまでの実績を例に説明できれば強いと思います。
それと、武器を持つことも必要だと思います。自分の場合は英語です。英語のマニュアルを読み、ある程度の英会話ができます。分かりやすいように英語の資格も取りました。
ワークポート
IT業界への転職
転職コンシェルジュサービスが人気の「ワークポート」は業界唯一のIT・インターネット業界専門の人材紹介会社です。非公開情報も多いためまずは登録だけ...というのも良いですね。