
転職前の職業
WEB制作会社 事務職・営業職

転職後の職業
WEB制作会社 総務・管理
前職ではどのような業務を担当されていましたか?
WEB制作会社 事務職・営業職
契約している顧客のseo対策、リスティング広告におけるサイトの修正作業や出稿にかかわる事務作業と、web制作の法人営業を担当し、主に顧客対応をさせていただきました。
また、新規顧客開拓をしている営業の方のアシスタントとして、打ち合わせやプレゼン資料の準備、契約が成立すれば、支払いにおける取り決めや契約書作成、その後の顧客対応を行い、クレーム処理および、技術の方を介さずにできる簡単な作業なら、サイトの更新作業をしていました。
転職後はどのような業務を担当されていますか?
WEB制作会社 総務・管理
自社のホームページの更新作業と関連する事務作業と、seo対策とリスティング広告の出稿、契約顧客の電話対応と簡単な更新作業をしています。
技術の方のアシスタントとして、営業部や顧客との対応、経理上の事務作業を行い、定期的に顧客への報告資料の作成を行い、事務作業を主な業務としているのです。できるだけ経費がかからないように日々の営業活動や広告出稿を行うことが至上命題で、新規顧客が増えても、利益があまりないようなら契約を終了させるよう営業部に打診することもあります。
ニックネーム
Nさん
性別
女性
現在の年齢
44歳
転職活動時の年齢
42歳
転職活動時の応募社数
20社
実際に面接した社数
18社
活動を始めてから転職が決まるまでの期間
1年間
転職する必要を感じたら、とにかくすぐにでも就職活動の準備を行うことが大事です。
どうしてWEB制作会社の総務・管理へ転職をしようと決断したのですか?
会社が倒産することがわかり、会社を辞めようとしていたのですが、仕事はあったため、倒産直後までは会社と自宅で作業をしなければいけないほど、仕事の需要があることを実感しました。
そのため、同様の職種ならまだ私にも仕事があるのではないかと転職エージェントや職安に相談しながら就職活動をするうちに、いくつかの会社との面接において経験職種においての需要がまだあることがわかり、未経験職種への転職ではなく、不安定ではあるけれども経験のある職種での転職を決断しました。
転職を成功させた3ステップはどんなものでしたか?
アラフォーの紆余曲折の就職活動
職安とエージェント会社の営業の方々に相談に乗ってもらいながらエントリーシートと職務経歴書を作成しました。面接を受ける会社ごとに毎回、内容を変更してその会社の求人内容に合わせて職務経歴書と面接の練習を行っていました。
エージェント会社はリクルートとアデコを主に利用していましたが、名称を覚えていないのですが、Web関係に強い小さな会社にも登録しました。
転職サイトとしては、リクナビやデューダを利用していましたが、オファーメールを適当に送信する会社が多かったため、面接確約のオファーメール以外の求人には応募しないようにしていました。それでも面接時にエントリーシートをご覧になっていない面接官が多く、結局転職エージェントに電話連絡をまめに行う日々が続き、今の仕事に出会いました。
ワークポート
IT業界への転職
転職コンシェルジュサービスが人気の「ワークポート」は業界唯一のIT・インターネット業界専門の人材紹介会社です。非公開情報も多いためまずは登録だけ...というのも良いですね。
【転職ステップ1】 転職サイトや転職エージェントを利用
倒産するという情報をいただいた直後に、会社の近くの職安に行き、倒産までに行わなければならない確認作業や就職活動における準備等、細やかな指導を求めてよく問い合わせを行うようになりました。
わたしの年齢や職種ではあまり職安での仕事の紹介があまりないので、転職サイトや転職エージェントに登録すべきだと指導され、転職サイトへのエントリーシートの書き方、履歴書および職務経歴書の作成、作成した書類を転職サイトへアップロードすることなど、細やかに指導していただきました。
【転職ステップ2】 色々なコミュニティに顔を出す
仕事をしながら、転職のイベントやセミナーに積極的に参加するようにして情報を集め、職安から紹介された職業訓練校の就職コンサルタントとの面談をしていただき、予定を立てながら就職活動を行い、同じような悩みを持つ求職者との連絡先の交換、食事会をはじめました。
先の見えない辛い時期をやっと乗り越えることができたことはとても良かったのですが、求職者でのコミュニティーの良さは参加当初だけは実感できたのですが、長期間の求職活動は、ただだらだら年齢と希望だけが膨らむことがわかり、適当に付き合うように尽力することにしました。
【転職ステップ3】 40代の転職でも諦めずに頑張る
転職エージェントとの対応と面接、短期間の体験入社を数社行い、転職活動に力を入れていたのですが、精神的にも体力的にも参ってしまい、当初は体調を崩してしまいました。
金銭的にも精神的にもゆとりを持って就職活動を行わなければと思い、倒産した会社の顧客の会社でのパートタイムの仕事やクラウドワークスを空いた時間で行いながら、じっくり就職活動をさせていただきました。
家族からの理解がなかなか得られず、日々、自分を励ます時期となりました。
WEB制作会社の総務・管理へ転職して何か変わりましたか?
以前と比べて、不定期ではありますが、時間的な余裕がとてもあることに満足しています。仕事への達成感を求め充実感を味わっていた以前の職場とは異なりますが、穏やかな日々を送ることも大切だと思うようになりました。
希望職種や望むような環境での仕事に就くことを早期に諦め、仕事をいただけるという喜びだけを求めていたため、希望職種に近い仕事なら多少理不尽でも感謝の気持ちで仕事ができるようになりました。達成感はなくともお給料をいただくかぎりは、しっかりお仕事させていただこうという気持ちが持てるようになりました。
まとめ
これから転職を目指す方へ
成功例ではないのでアドバイスはおこがましいかと思うのですが、世の中に仕事は沢山あるようにも見えますが、応募できる会社は少ないです。それでも選択肢はあるので、しっかりと見極めて就職活動することが良いと思います。
転職仲間を作ることは、転職する意識を高めるためにも情報を集めるためにも良いことだと思います。ですが、あくまでも目的は転職なので、その妨げに少しでもなるような堕落した人間関係は何の役にも立たないため、転職活動以外のことに関しては、早めの見極めが重要だと思います。
転職の目的を誤ると無駄な時間を過ごすことに
倒産した会社のご厚意でweb関係の専門学校への通学と関連ソフトをいただくことができ、これを機にスキルアップしようと当初は積極的に活用させていただいていたのですが、この系統の専門学校には未経験での就職を目指した学生が多く、沢山の就職活動の失敗例を見ることができました。
だいたい、スキルアップを重視してしまい、合格できないような求人への応募をする例が多く、不合格になればなったで専門学校の先生を交えた慰める会がよく学校の片隅で見受けられたため、転職活動よりも夢を追いかけることに注力してしまいがちな現実を見てしまいました。
高望みをすることも人間的には必要だとは思うのですが、個人的には、転職の目的を誤ると長期間の無駄な時間を過ごすことにもなりかねないので、スキルアップや人脈の充実よりも大事なことがあることを忘れず就職・転職活動を行う方が良いと思います。