
転職前の職業
医療関係のルート営業

転職後の職業
パン屋での製造販売。バイトの面接や管理。タイムカードの管理等
前職ではどのような業務を担当されていましたか?
医療関係のルート営業
ルート営業として、先輩から引き継いだルートを守りつつ、自らも新開拓をして取引先を拡大していくという業務をしていました。
朝出社してから、始めに技工所から届いた技工物を先生からの指示通りに仕上げられているかや、欠けていないか、添付物はちゃんとあるか等を確認し、全てを車に積み込んで、各取引先へ納品に向かいます。
模型を預かりながらルートを周り、時々新規歯科医院へ飛び込みをしながら、営業をかけて営業所へと戻ります。戻ってきてからは技工所へ送る準備をし、一日の報告書を記入して帰宅するという仕事をしていました。
転職後はどのような業務を担当されていましたか?
パン屋での製造販売。バイトの面接や管理。タイムカードの管理等
出社とともに、昨日発酵器にかけていたパンを焼きます。
パンを焼いている間に工場から納品された物を確認しながら、冷凍物を冷凍庫に運んで前だし作業をしたり、在庫チェックをします。焼きあがったパンにクリームを入れたり、発酵器から出てきたパンに仕上げをしたりしながら、お昼を迎え、お昼ご飯を食べながら発注作業をし、アルバイトの子達のシフトをチェックしたりします。
また、FAXで注文が来たりするのでFAXの確認をしたり、在庫の確認をします。
お昼を食べた後は、翌日の仕込みを始めたり、フライヤーの掃除、ゴミだしをしながら、人数の減ったレジを手伝います。
閉店後はその日一日の売上の入力と、会社全体で行われるイベントのチェックや、ポップ作りをします。締め担当のアルバイトの子達と一緒に閉店作業をして、帰宅します。
ニックネーム
ほしさん
性別
女性
現在の年齢
31歳
転職活動時の年齢
27歳
転職活動時の応募社数
10社
実際に面接した社数
4社
活動を始めてから転職が決まるまでの期間
半年間
どうしてパン屋へ転職をしようと決断したのですか?
もともと飲食業界に興味があったのですが、大学時代に学んだものを活かしたいという理由だけで最初の会社に就職しました。
しかし、就職面接の際に話に出ていた海外進出の話がなくなり、結局日々同じ毎日を繰り返す事になりました。
そんな中、大学時代の友達が会社を辞めて調理学校に通い始めたのを知り、本来やりたかったパンの道に進みたいと思うようになりました。
しかし、会社を辞めて調理師学校に通うお金もなかったので、アルバイトではなく、正社員として働けるパン屋が求人に出るまで会社を続け、パン屋の内定がとれたら、やめようと決意しました。
転職を成功させた3ステップはどんなものでしたか?
全く飲食業界に知り合いもいない状態からのスタートで、友達も大学時代の知識を使うような仕事についていたので、誰にも相談ができず、すぐに出来る事からやろうと決意して、ひとまずは片っ端から飲食系の求人を探しました。(はたらいく、cookbizなど)
はたらいく
大手の求人・転職サイト
「はたらいく」は大手企業のリクルートが運営する、地元・地域密着型の求人・転職サイトです。
インターネットや求人誌には良い事ばかりが書いてあって、実際は職場の雰囲気は最悪という事もありえるので、実際にお店に出向いてお店の雰囲気を知ことが大事です。
また、食べ歩きをして気に入ったお店で求人を出していないかなどをチェックしたり、時には働いている人に聞いたりしていました。
雰囲気もつかめて、ここでなら頑張れそうだと思ったら迷わずに応募して面接に挑みました。結果がどう出ても落ち込まないことが大切です。
【転職ステップ1】 まずは情報収集!DODA、マイナビ、はたらいく等を利用!
会社に勤めながらの転職活動だったので、あまり時間に余裕があるとはいえませんでした。
そこでまずはDODAやマイナビ、はたらいく、などに登録して情報集めから始めました。もちろん、新聞の折込チラシなどにも載っていたりするので必ずチェックをするようにしていました。
転職成功の近道DODA
インテリジェンスの人気転職サービスです。転職のプロに相談できます。人材紹介を通しての転職や、直接企業に応募して転職も可能です。「非公開求人」も魅力ですね。エージェントの手厚いサポートも嬉しいです。
会社の同期には相談出来ないので、大学時代の友達達にパン屋で働きたいという夢があると話をしておいた事で一人で活動するよりも情報が集まったように思います。
転職先は県内でしたが、他県の情報なども友達から得る事が出来たので比較検討をする事が出来ました。
【転職ステップ2】 実際にお店のチェック!
将来の事も考えると多く転職はしたくないので、自分の目でしっかりと雰囲気ややり方などを確かめたいと思っていました。
実際にお店に行かないと見えてこない事もあるので(駐車スペースはあるのか、電車通勤の場合だとどれくらいの時間がかかるのか、お店の規模はどれ位なのか、働いている人の年齢層はどれくらいかなど)、これだけはどのお店に対しても行っていました。
転職先のお店はショッピングモールの中に入っており、車通勤も可能だったので帰りが遅い時はとても助かりました。
【転職ステップ3】 パン屋の正社員は少ない・・
パン屋の仕事は求人がとにかく少ないです。求人があったとしてもアルバイトやパートでの募集で、正社員での募集があればとにかく応募していました。
フランチャイズのお店や、大手のお店であれば経験が無くても正社員募集が少しあったので、その辺りを目指して探したり応募していました。
中には、応募の連絡を入れた時点で製造で使うような単語(ドーコンなど)が分からないなら面接するまでもないと言われた事があるので、少しだけでも調べておいた方がいいかもしれません。
パン屋へ転職して何か変わりましたか?
以前は、せっかく大学で学んだものを活かさないともったいないと思っていたのですが、今は自分のやりたい仕事を朝から晩までできるので毎日が充実しています。
営業時代に言われていた売上についても、散々言われてきているので、いくら言われてもあまり気にしないようになりました。
お給料も営業時代よりももらえるようになり、転職して本当に良かったと思います。転職に反対だった家族も今では、休みの日に家でパンを焼いて欲しいと言ってくれるようになり、今までよりも仲良くなったように感じます。
今までは休日でも取引先から連絡があったりと休みが休みで無かったのですが、今ではしっかりと自分の時間を確保できているので、満足しています。
まとめ
これから転職を目指す方へ
飲食業はブラック企業が多いイメージだと思います。実際、朝から晩まで会社にいるので大変です。
パン屋さんは優しいイメージがあると言っているアルバイトの子達が実際はハードだったとよく言っています。体力に自信が無いと正直キツイ仕事だと思います。でも、パンが美味しく焼けた時の嬉しさは格別です。
パン屋に転職希望でしたら、まずはパン屋さんと仲良くなり、情報をもらう事が一番だと思います。もしくは、私がしていたように気になるパン屋さんに足を運ぶ事です。
個人のパン屋さんにも伺った事がありますが、製パン学校に通っていないのにパン屋になるのは大変だよとアドバイスをいただいたり、大手に入った方が給料面が安定してるよと教えて下ったりしました。
まずは、行動が第一です。求人があったら足を運び、気に入ったらすぐに応募して、面接してもらうのが、一番の近道なように感じます。
自分がやりたい事をとことんやれるような転職を・・
転職をして、営業時代よりも辛い時期がありました。そんな時に営業のままだったらもう少しがんばれたかもと思う事があります。
ただ、転職すると決めたのも自分なので、過去と比較するよりも技術の向上だったり、夢を持っていた方が頑張れたりします。
今が辛いだけで転職を考えてしまうと、転職先でも辛い事があった時にまた辞めようと思ってしまうので、自分がやりたい事をとことんやれるような転職をして欲しいと思います。