
転職前の職業
給食委託会社の管理栄養士

転職後の職業
病院の管理栄養士
前職ではどのような業務を担当されていましたか?
給食委託会社の管理栄養士
栄養士業務、給食管理責任者というのは名ばかりで、朝の5時から調理補助、仕込み、パートさんが休めばその補助を1日3時間はしました。もちろん残業代は出ません。昼ごはんをダッシュで食べたあと、自分の栄養士業務(献立作成、食材の納品、検品、食材発注、栄養出納簿、伝票入力、施設への請求書記入、本社からの指示連絡、ユニホームの管理、施設との給食会議、呉起びりがでたらその対策や卵の駆除)・・・とにかく、激務でした。
パートさんがすぐ辞めていまうので、私が倒れても点滴を打ちに病院へいって、点滴が終わればまた仕事場に戻らなければいけない状態でした。バイト体制のほうが残業第はでるとマネージャーに嘘をつかれました。ボーナスは出ません。
今であれば、ブラック企業という言葉もありますが、当時は給食委託会社はそんなものだといわれていたので、当然のように2年間我慢しました。
転職後はどのような業務を担当されていますか?
病院の管理栄養士
献立作成、患者様のカルテ確認。NSTといって、ナース、管理栄養士、医師がひとつのチームになって患者様の栄養のケアをする制度があり、そのチームリーダーもしました。毎日の患者様の喫食の把握、管理、食欲のない方などには特別の食を提供するなどして患者様をフォローしました。
患者様と直接ふれあえ、患者様の栄養状態をよくしていく仕事です。医師からオーダーがあり、この人は何キロカロリー必要なのか、どの食事携帯であればベストなのかを考えて医師に提案したりもします。
ニックネーム
あいさん
性別
女性
現在の年齢
35歳
転職活動時の年齢
25歳
転職活動時の応募社数
2社
実際に面接した社数
2社
活動を始めてから転職が決まるまでの期間
1年
どうして病院の管理栄養士へ転職をしようと決断したのですか?
委託会社は、本当に末端会社で、給料も安いですし過酷労働で腰も壊しましたが、それ以上に精神がおかしくなりました。
なんで私はバイトという立場で、まわりの栄養士よりも激務なのに、(毎月の給料は2万円ほど多いが)ボーナスは出ないので、年収にすれば少ない・・・それをマネージャーにいってもとりあってくれませんでした。
仕事を辞めたいといえば、あなたがやめれば、ここの施設の患者様は食べれなくなって困るけどというような、プレッシャーを施設や先輩から受け、なかなかやめれませんでした。
転職を成功させた3ステップはどんなものでしたか?
人生の転換期がやってきた!あとはあなたの勇気だけ!
ステップ1
まずば、会社から逃げようと覚悟すること。私がいなくなれば、周りの人は困るからなんてずっと周りに遠慮していましたが、それは自分の実力を過信しています。自分がいなくても本当に会社ってなんとでもします。
ステップ2
次にやりたい仕事を探し続けること。絶対自分のやりたい仕事はどれなのか、常に電波を張って、情報を取り入れることも大切です。そして何か月くらい情報を集めているうちのにどの仕事でどんな待遇なのかなどパターンが見えてきます。
ステップ3
次の仕事が決まれば逃げてでもやめること!いまの職場の辺な情にまどわされてやっぱりここにいようかななんて思ってしまう瞬間がありますが、それは絶対必要ないです。他の職場の人も自分がいるからこの仕事をするのではないです。
【転職ステップ1】 会社に利用されていることを自覚する
新人社員であったので、自分の職場の待遇や過酷労働が一般的であるのか、やめたほうがいいのか判断するのに、時間がかかりました。気付けませんでした。
そして自分が負けず嫌いで、認めてもらう人間になるまでは!などと無駄に体育会系の根性をみせようとしていました。若かりしあのころだから、過酷労働でも自分に鞭を打ってましたが、心の中ではその待遇の差別などから「なにかがおかしい、うまく利用されている気がする」と思いながらもそれが明確にわからなかったです。
【転職ステップ2】 情報収集!待遇はどうあるべきか
情報誌などで、仕事内容や残業のなさ、もし残業がつけば何時間まではもらえるのか、または、絶対100%もらえるのかなどもみて、今の自分と比較できるようになってきました。
やはり、自分の会社は過酷労働だとわかるようになり、いろんな情報誌をみつけて、同じ栄養士業務で、労働時間や時給、給料をみるようになりました。そして、こんな条件で、こんな仕事があるのかと同じ栄養士でも、様々な仕事があることも知り、自分にはどれが向いているのかなどイメージしてみたりするようになりました。
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【転職ステップ3】 やめたら周りに迷惑かな・・・覚悟を決めて周囲に伝える
何もできない新人の自分をたたき上げてくれた、同じ会社に雇われている周りの人には、大変な情や感謝がありました。そして、逆に私がその人を助けることもできるようになり、頼ってくれる存在にもなっていました。
自分がやめるなんていったら、裏切られたという気持ちにならないだろうか…とずっと言いづらかったです。でも意を決して周りの方に話したら、意外なことに、応援しているよがんばれ!あなたはここにいる人間じゃない!と背中を押してくれて、涙がでてきました。
病院の管理栄養士へ転職して何か変わりましたか?
病院勤務は、栄養士の中でも花形のポジションです。調理服ではなく白衣を着ている自分や病院という医療現場にいる自分を実感します。医師やナースなど、調理施設にいたときはただの調理スタッフとしてほどんど声をかけてもらえなかったのに、現在では管理栄養士として、頼りにしてもらっている自分がいます。
そして、医療用語など覚えることも多いですが、臨床栄養の現場で勉強させてもらえることが毎日あり、とても楽しいです。自分は管理栄養士になってこの仕事をしたかったんだと喜びと責任感を実感しています。
まとめ
これから転職を目指す方へ
勇気です!
悩むことだけで終わらず、現状維持に落ち着かず、ぜひ転職に挑戦してください。相当悩んだならその分だけ覚悟ができていて、新しい職場でも踏んばりがきく自分に意外と驚きますよ!
人間関係は新しいものにかわり、はじめは馴染むことも負担になるので疲れもでるかもですが、その分、将来の自分への希望は大きくなりますよ!!
仕事の人間関係は、学生のときのようにただの付き合いではなく、自分への仕事の信頼、経験、実績で深くなっていくものだと思っています!