
転職前の職業
特別養護老人ホームの介護職員

転職後の職業
介護事務
前職ではどのような業務を担当されていましたか?
特別養護老人ホームの介護職員
ご入居者の1日のお手伝いをします。主に食事介助、排泄介助、入浴介助、レクリエーション、ケアプラン作成などです。
食事介助は、配膳・下膳・配薬・服薬確認・摂取量をみます。排泄介助は、定時のトイレ誘導・おむつ交換を行い、必要があれば排泄量もみます。
入浴介助は、衣類の着脱、洗身、体の保清・保湿、体に傷が出来てないかを見ます。
レクリエーションは、季節によっての行事(春はお花見、夏は夏祭り、秋は運動会、冬はクリスマス会・もちつき大会)などを含め毎日体操や、お茶会、工作など行います。この他にもご入居者様に寄り添って生活をしていきます。
転職後はどのような業務を担当されていましたか?
介護事務
主に、経理をメインとしています。普段は玄関前にて仕事をし、面会の方に1番に気づいて挨拶をし、連絡事項などを伝えます。施設長の一番近くで働いています。
朝、その日1日の病院受信の方や、外発・外出の方を把握し、朝礼で伝えます。(その時間までに準備をしておいてもらう為)
1か月間施設を入退所した方が何人いるか、従業員は何人いるかなど施設の売り上げや利用率など施設の状況を月末に報告します。
従業員の給与計算を行い、ご入居者様の請求書作成も行います。お茶会や、ボランティアの方を呼ぶレクリエーション、お金がいる行事費も計算します。
施設物品の発注も行います。
一番大事な介護保険の変更なども行います。
ニックネーム
ともさん
性別
女性
現在の年齢
24歳
転職活動時の年齢
21歳
転職活動時の応募社数
1社
実際に面接した社数
1社
活動を始めてから転職が決まるまでの期間
2か月間
どうして介護事務へ転職をしようと決断したのですか?
元々現場でヘルパーとして働いていて、現場のことだけじゃなく、どういった流れで施設は動いているのかを学びたくて転職を考えました。
これから先、自分が施設に入ったり、親が施設に入ったときに、介護の知識だけじゃなく、介護保険についてなど知っておくと便利だと思ったからです。
実際転職してみて、ヘルパーとして働いていた時よりも広い視野で現場を見ることができ、心にも余裕をもって入居者様からの相談を聞くことができました。
転職を成功させた3ステップはどんなものでしたか?
自分のためにも今後のためにもなった初めての転職活動
まずヘルパーとして働きながら、現場のことを学びました。(基本的な介助の仕方など)働きながら介護事務の方に仕事内容を聞いたり、どうやったらなれるかを聞きました。
ネットで検索もして、介護事務のなり方や、仕事内容を調べました。いろんな施設のホームページを見て、介護事務の求人を探しましたがヘルパーの募集がとても多く、なかなか見つりません。
ハローワークのパソコンで仕事を探せることを聞き、何度か足を運んで調べに行きました。3度目で、やっと介護事務の募集を発見し、担当者へどういった施設か、どういったスキルがいるかなど就職相談を聞き、アポをとってもらい、面接に行きました。
【転職ステップ1】 ヘルパーとして介護業界の仕事を学んだ!
ヘルパーとして勤務し、まずは基本的な介護業界の仕事を学んでいきました。そして、初めは事務員が普段どのような仕事をしているのか学びました。
仲のよかった事務員さんに仕事の内容を教えてもらい、事務員さんがこの施設の事務員として働くようになった経緯を聞きました。
当時の事務員さんは特に資格もヘルパー経験もなく、介護事務が全く初めてだということを知り、資格がいらない・経験も問わないことを学びました。
また、ハローワークに行っても仕事はあるということも聞きました。
【転職ステップ2】 ハローワークを活用!
ハローワークでは、介護事務職を見つけるまで3回通いました。介護事務の募集は少ないと聞いていましたので、福祉の仕事と視野を広く探していました。(ヘルパー兼事務職のような感じで。)
3度目のハローワークで介護事務兼ヘルパー募集を発見し、場所・賃金・就業規則など目を通し、担当の方へもっていきました。
その時にお話ししたのは、この施設はどういった施設か、他の施設と比べてどうか、応募者数をたずね、施設へアポを取っていただきました。
ハローワークの担当者の方が、面接の仕方や、職歴表の書き方を丁寧に教えていただきました。
【転職ステップ3】 いよいよ面接!
そして、いよいよ面接です。面接では、スーツ着用していきました。聞かれたことは、なぜヘルパーから事務員になろうと思ったのか、ヘルパーをしていた時はどうでしたか、レクリエーションは好きですか、などです。
私は高齢者が好きなこと、レクリエーションなど遊ぶことや玄関装飾は得意な事など、自分にとってプラスになることをとてもアピールしました。
そして、最後の面接の質問はパソコンが得意ですか、と聞かれ、基本的な事は大丈夫なことを伝えるとタイピングのテストを行い、問題なく終わり、次の日に採用をいただきました。
介護事務へ転職して何か変わりましたか?
ヘルパーの時は時間に追われることが多く、ご入居者様のお話を聞く機会がほとんどとれませんでした。
介護事務員になり、時間に追われることもありますが、入居者様が事務室まで話に来てくださったりで、どういった不満があるのか、こうしてほしいなどの意見を聞く機会が増えました。
また、介護保険制度についても勉強でき、介護度の違いにも学ぶことができ、今まで以上に介護業界の深いところまで知ることができました。
施設長の一番近くで働くことによって上司の人との関係性や、言葉遣いも学ぶこともできましたし、メールでの言葉遣いも学ぶことが出来て、自分にとってプラスになることばかりでした。
まとめ
これから転職を目指す方へ
まずは自分がなりたい職種についてたくさん学ぶべきです。転職をしてみて、思っていたのと違うければ、転職は出来ても成功とはいえません。
何事も挑戦することも大切です。失敗を恐れていてはやりたいこともできるはずだったことも成功するわけがありません。自分に自信をもって行動することが一番大切です。
あとは、ハローワークもいい加減な人がいますが、専門の人に相談は1度は絶対するべきです。専門の人なので、間違えたことを教えることはほぼないと思います。
転職で妥協するの最後の最後まで待って
転職は悪いこととは思いません。やっぱり自分に合わなかった、で終わるんじゃなくて、自分には次は何が向いているんだろうと考え、自分のステップアップにつなげれるいいチャンスだと私は思っています。
なりたいことが決まってなくても、とりあえず挑戦してみることが大事です。私が転職をするときにしているのはぎりぎりまで自分の条件は折らないことです。妥協をするのは最後の最後までとっています。