
転職前の職業
カラーフィルター製造工場にて開発技術を担当

転職後の職業
工程データの統計解析業務
前職ではどのような業務を担当されていましたか?
カラーフィルター製造工場にて開発技術を担当
カラーフィルターの新規案件のカラーシミュレーション、新規感材開発、ラボ試験、ラボテスト、ラインテスト、試作品の流動、不具合対応等を担当していました。
ラボでは、実際のラインの規模を小さくしたもので、感材塗布、露光、現像を行い、色波長から色測定、膜厚測定、SEMでの形状確認などを測定検査しておりました。
ラインテストを行い、不具合等が発生しないかを確認し、不具合が発生した場合は感材メーカーに連絡し、改善していました。
転職後はどのような業務を担当されていますか?
工程データの統計解析業務
工場で生産中の製品において、ロット振れによって不良品が発生したとき、どの工程のどの操作因子が悪かったのかを過去のロットから統計解析を行うことで原因をつきとめる業務を行っています。
製品が多種ある上に、一つの製品でかなりの長い工程を経て製品ができているので、データを整理し、ミス入力がないかをチェックすることも大切な業務です。
また、製品の出荷検査をまとめ、工程能力を算出し、管理図や工程フローを作成しています。
ニックネーム
piyoさん
性別
女性
現在の年齢
34歳
転職活動時の年齢
33歳
転職活動時の応募社数
1社
実際に面接した社数
1社
活動を始めてから転職が決まるまでの期間
3か月未満
どうして統計解析業務へ転職をしようと決断したのですか?
転職を意識したきっかけは工場閉鎖でした。私にはどうすることもできませんでした。
また、私は子供が二人います。転職しているときはまだ1歳と3歳でした。そこで、条件は家から車で通えること、勤務時間が朝の9時から17時であること、残業がないこと、突発的に休んでも業務に支障が起きないことが条件でした。
この転職後の職場はすべて揃っていました。最初は残業時間がないとはいってもスムーズに帰れるか心配していましたが、働いて半年経ちますが、就業のチャイムとともに帰ることができます。業務の内容も難しくなく、自分のペースで進めることもでき、急な休みでも支障はありません。
転職を成功させた3ステップはどんなものでしたか?
転職って案外簡単だな!新卒の面接のほうがよっぽど難しかったなぁ。
1、ハローワークで仕事探し
まずはハローワークに行き、仕事探しを行いました。ハローワークの窓口で残業がないことを第一条件にし、相談しながら探してもらいました。そこで今の職場を紹介していただきました。
2、履歴書の作成
履歴書と職歴書を作成しました。ハローワークから支給された書き方ガイドに従って、履歴書と職歴書を作成しました。
3、面接
ハローワークの紹介により、面接の設定をしていただきました。事前に履歴書と職歴書を郵送で送り、面接を行いました。面接は一回でした。前の会社の業務と辞めた理由、今後の働き方、どのようなことができるのかというような内容を聞かれました。
【転職ステップ1】 ハローワークで仕事探し
まずはハローワークに行き、仕事探しを行いました。まずは私にとって働くための条件は何かを考えました。子供が小さいので、残業できない、お迎えの時間までに帰れる時間、車通勤可能なところ、土日が休みなことなどの条件は譲れませんでした。
そのことをハローワークの窓口で相談し、探してもらいました。残業時間が本当にないのかを企業に聞いて回るのは大変な作業だったと思いますが、とても親切に探してくれました。そこで今の職場を紹介していただきました。
【転職ステップ2】 履歴書の作成
履歴書と職歴書を作成しました。ハローワークから支給された書き方ガイドに従って、履歴書と職歴書を作成しました。
履歴書はすぐに書き終えることができましたが、職歴を書くのは大変でした。どんな業務をしていたのかわかりやすく伝えるのは難しく感じました。使ったことのある測定機器名を具体的に書くことで、相手企業の方によい印象を与えることができたと思います。
特に、SEMや光学顕微鏡、粘度計、段差計など、製造系ではよく使われる機器が使えることは強みになりました。
【転職ステップ3】 ハローワークの紹介により面接
ハローワークの紹介により、面接の設定をしていただきました。事前に履歴書と職歴書を郵送で送り、面接を行いました。面接は一回でした。
前の会社の業務と辞めた理由、今後の働き方、どのようなことができるのかというような内容を聞かれました。私の場合、前の会社を辞めた理由は、工場閉鎖による会社都合の退職であったために、マイナスイメージにはなりませんでした。
子育てをしながら正社員で働き続けていたことがとても好印象であったと思います。
統計解析業務へ転職して何か変わりましたか?
前職はとても働きやすく、お給料もとても満足していたので、閉鎖になって辞めてしまわなければならなかったことはとてもつらくショックでした。
とはいえ、小さなこどもがいたので転勤はできず、転職という選択を行いました。転職したことで、給料は減りましたが、業務内容の責任は減り、仕事の中でのストレスはなくなりました。
仕事をすることでこどもと触れ合える時間は少なくなりましたが、仕事と家庭のメリハリができて良かったと思います。
まとめ
これから転職を目指す方へ
ハローワークの方たちはとても親身になって相談に乗ってくれます。働くママにもとても協力的です。残業なしで働く人に対して企業も寛大になってきているのではないかと感じました。
今は共働きの時代なので、勤務時間に悩みがあって、今の職場でへとへとになっているのでしたら、一度相談に行ってみてはいいのではないかと思います。ライフワークバランスはとても大切です。働くこと、家庭のこと、何が一番優先なのかをもう一度よく考えて、働く場所を考え直してもいいのではないでしょうか。
工場閉鎖という体験
正直に言って、工場閉鎖ということが起きる前まで、前職を辞めたいと思ったことは全くありませんでした。しかし、転職を経験してみて、新しい職場のほうが私にはあっているのではないかと感じています。
現状で満足している人も、もっとよりよい自分にあった職場が実は近くにあるということもあるかもしれません。もしも機会があれば、ハローワークで条件検索だけでもやってみる価値はあるかもしれませんよ。